その運命を受け入れることにした僕は、こうして部下の意見を取り入れるようにしている


それくらいしか僕にはできない


権力を持っていたって、結局はちっぽけなんだ


僕はため息をついて社員によって作られた道を、いつものように堂々と歩いた


一階のショップを見える範囲で観察していく


異常なし、見た目も華やかだし、なにより清潔を保てているな


さすが僕のデパートだ


「………ん?」


エレベーターに乗ろうとした僕は、出した足を止めた