ベンチ


朝おきると
携帯のディスプレイが光っていた

確認してみたら
1つ目は大学生の彼の剛くんから2つ目は和樹だった

剛くんからは
「起きたらメールしてね」というメール日付は昨日の深夜


和樹からのメールはついさっきのメール「そろそろ起きないと遅刻だよー?笑」

メールを読み終わって
時計をみると8時5分

(まぢで遅刻だ)

最初は焦って準備をしていたが
(どんだけ焦っても遅刻)

という事に気づいた

(どうせ遅刻するならもっと遅くに学校いこう)

いきなり暇になった私は

剛くんに電話をかけた


「…はーい?」

剛くんの眠そうな声

「寝てた?」

「うーん、さっきまで起きてたよ」

「勉強かぁ、おつかれ」

剛くんはこのところ毎日

受験勉強しながらいつの間にか寝てる