泣いていたのは、僕だった。~零~





大切にしたいと願うほど、



僕は誰かを傷つけてきた。



だから、大切な人なんていらなかった。



ずっと独りぼっちの世界で、月光が照らす道を歩んでいこうと決めた。



でもいつの間にか、この家に独りぼっちの世界が消えた。



一人、また一人と世界に侵略してくる。



今度は間違えない。


ねえ神様、


だから今度は僕から何も奪わないで。