「な、んだよ。俺は助けてくれなんて頼んでねーよ。」 僕は彼を見据え、ゆっくり近づいた。 彼は比例して後退する。 青年の背中は壁にぶつかり、僕は彼のすぐ横を殴った。 「どうして……?」 「あ?」 「どうして生きようとしないんだ!?」 世の中はどうしてこんなに不平等なんだろうか? ねぇ、優樹菜。 君もそう思うだろう? 「生きたくても生きれなかった者が居るのに。どうして生きようとしない!?」 僕は悔しくて、何度も壁を殴りつけ、唇を噛みしめた。