茶色の髪に見透かしたような瞳。すらりととおった鼻筋に形のいい口。 たしかに、女の子だったら憧れる男子だと思う。 でも、性格に難ありだ。 ってか、ありすぎ。 私は頭の上の手をつかんでおろす。 相手の目はみないまま冷たく言う。 「こんなとこでなにしてるの?」 すると五十嵐はまたふっと笑う。 「りほを待ってたんじゃん。」 「なんで。」 「なんでって‥だって俺ら付き合ってるだろ。両思いでしょ。」 「‥え‥」