それからの作業は、これまたひたすら箱に着色していっただけだった。 中身はといえば、後日買いに行く奴らがいるんだとか。 「・・・なぁ、どんなもん入れるんだっけ」 その買い出し藩の一人に、こっそり聞いてみた。 多分、この場で何を入れるのか覚えてないのは俺だけだからな。 「忘れたのかよ、ったく。まずは定番のこんにゃくだろ。それから・・・」 カサカサとポケットから紙を出して、確認しているお前も覚えてねぇのかよ、と思いながらその紙を覗き込んだ。