懐かしい味が口いっぱいに広がった。 「幸哉?」 「・・ん?」 「いつになく、うまそうに食うのな」 「・・・あぁ、うまいよ」 もう何年も口にしたことがなかったものだからな、なんて言えるはずもなく、俺はただ「うまいうまい」と言いながら弁当を完食した。 「文化祭、今年はどんなだろうな」 「他のクラスも頑張ってるみたいだしね」