忠告してやったのにもかかわらず、赤のペンキで段ボウルに着色していく恍。 でも、多分、本人も途中で気付いたんだろう。 自分のクオリティーの低さに。 「・・・恍、お前は何を描きたかったんだ?」 「お、俺は、あれだ。・・・ハートに矢が刺さってるやつ」 「あ、沢村くん描け・・・」 そこにやってきた琴海さえも、絶句した。 いや、これを見た誰もが、何も言うことができなかった。