あの日、この場所で、この言葉によって、すべてが始まったんだ。 また、この言葉を琴海から聞けるとは思わなかった。 教室で今日がこの、始まりの日だというのはわかっていた。 でも、所詮は夢だと、甘くみていたんだ。 実際のところ、夢だとしても温かさや緊張、嬉しさといった感覚や感情は、過去と何ら変化なく襲ってきた。 あの日の俺と、あの日の琴海がここにいた。