「コトちゃんには悪いことしちゃったな・・・」 運転している父さんが俺に話しかけてきた。 「コトは二年前に来たんだ。まだ四歳なのに」 「四歳か・・・」 四歳。 そういえば、俺があの施設に入ったときよりも一つ下だな。 俺は手の中のバスケットボールをいじりながらボソリと呟いた。 「・・・これ、コトにあげればよかったかもな」 「バスケうまいんだってな」