笑ってくれている。 でも、その頬を小さな光る雫が伝っている。 父さんが車のエンジンをかけ、いよいよ車が動き始める。 俺と、父さんの明日に向けて。 動き始めた。 コト・・・。 俺は自分の腕の中を見た。 荷物をまとめているとき、これだけは手に持っていたかった。 バスケットボール。