ここで俺も不安な顔をすれば、もっとコトは辛くなってしまうんだろうな。 そう思うと俺は必死で自分の辛い気持ちをこらえた。 「じゃぁね、コト」 なんとか俺の喉から絞り出した言葉がこれだった。 他に何を言ったらいいのか浮かばなかったのもある。 下手に言葉を積んでいけば、結局苦しめて終わりそうだった。 「ばいばい」 小さく手を振るコト。 目を輝かせて、何とか笑おうとしてくれる。 ここで俺の中にある、一つの間違いを見つけた。