施設の中からコトが走って出てきた。 ・・・俺の決心が揺れる。 「どうした?コト」 至って普通を装った。 「・・・行っちゃうの?」 「うん。父さんと一緒に帰るよ」 普通に、普通に・・・。 「・・・もう遊べない?」 コトの目が少しずつ揺れ始めているのがわかった。 今にも零れてしまいそうだ・・・。 でも俺は、それでも普通を装うんだ。