la vie belle*素晴らしい人生*


俺が初めてトキと会った日。



トキは俺に笑いながら手を差し伸べてくれた。





トキの手が、俺に届いた。



だったら、今は俺がコトに手を伸ばすときなんじゃないかって。




俺はそっとコトの前に手を差し出した。



俺の発言に平田さんを含めた周りのみんなが驚いた。


もちろん、目の前のコトだって。




「夜中だから、トランプでもするか?」


「・・・・・・」





「トランプでもして、気長に待とう。琴音ちゃんの母さんは、そのうち来てくれるって」