平田さんも目を覚まして、皆でコトを心配する。 大粒の涙を流しながら「ママ、ママ!」と叫ぶその光景は、何とも言い難いものだった。 やっと馴染めてきたんだろうと思っていた矢先のこと。 やっぱり一度負ってしまった傷は、そう簡単には消えない。 紛らわしきれない。 平田さんが一生懸命にコトを抱きしめ、背中をさするも、涙は止まらない。 「なんっで、なんで!コトっ、なにかしたのぉっ」