この先が全く読めない。
過去と似ているのに、どこか少しずつ違う夢の中で、俺は混乱しつつあった。
・・・この後はどうすればいいのか、どうなるのかわからない俺に、頭の横からか細い声が聞こえてきた。
「幸哉は、やっぱりかっこいいよ・・・」
「え?」
「だから皆にモテちゃって・・・怖いのよ」
ズズッと鼻水をすする琴海。
今は夏だ。
でもどうやら、少し前から徐々に制服の左肩に冷たさを感じる理由は、暑いための汗じゃなく、琴海がまだ泣いている証拠らしかった。
とにかく、俺は泣かせてしまった原因を考えなければならないらしい。


