「っもう!」 パァンっ それは琴海が抱きしめ続ける俺の腕から逃げてすぐのことだった。 俺の左の頬が熱く、痛んだ。 琴海にビンタされたのを理解するのに、数秒かかった。 それがわかって琴海を見たとき、自然と「えっ・・・」という言葉が出ていた。