これは琴海オリジナルのシークレットレター、だそうで。
他の誰かにみられても、すぐにはわからないようにしたんだとか。
「教室であまり話したくない」という琴海の言葉から、こんな感じで手紙とコソコソこうやって二人で話すことになったんだったっけな。
・・・あのころの俺たちは、若かったんだな。
周りの目があったから、幼なじみだっていう関係の見えない柵があったから、素直に正直になれなかったんだ。
・・・何もかもが怖かったんだ。
ふと、自分の手元に目を向けた。
久々に入れてみたくなった。
元バスケ部として、いや、ついこの前までやっていただろうバスケのこのボールを、あのゴールへ向けて放ってみた。


