その後も悠里は「エビフライ」「ニクジャガ」「タコさんウインナー」と続々と挙げていくも、琴海は一向に答えを言おうとはしなかった。
挙句、悠里が琴海に「早く食べないと遅れちゃうから!」と怒られふててしまう始末。
俺はその間にバッチリと準備を済ませられた。
「俺は先に行くよ?」
「うん、いってらっしゃい。悠里、パパにいってらっしゃいは?」
「・・・いってらっしゃいーっ」
「ははっ」
思わずそのふてっぷりに笑ってしまった。
幼稚園の鞄を背負おうとしている悠里に「早く行って中を見ればいいだろ?」と耳打ちをすれば、パァッと目を輝かせていた。
「じゃぁ」
そして俺は玄関のドアを開けた。


