「・・・琴海?」 「ん・・・?」 琴海をそっと体から離し、その目をみて呟く。 「そろそろ寝よう。“明日”に備えて」 「そうだね」 俺たちはソファーから立ち、俺だけが先に寝室へ向かった。 琴海はさっきの紅茶のカップをサッと洗ってから入ってきた。 「おやすみ」 「おやすみなさい」 向き合う形で目を閉じれば、琴海の手が俺の手を握った。 俺もそっとその手を握り返し、そのまま落ちていった。