「あれって、沢村くん?」
琴海と同じところに視線をやると、確かにそこには恍がいた。
ただ、そのかっこうが異様だった。
「あいつ、なにやってんだ?」
俺も琴海も二人して目をパチクリ。
恍は、なぜか頭に王冠を乗せていた。
マントとか杖とかは無いけど、なぜか頭に王冠。
「沢村くんって係りじゃないでしょ?さっきまでやってたし、しかもあんなの教室にはなかったはず」
「だよな。・・・また何かに頭つっこんだんだろうな」
「行ってみようよ!」
「は!?」
琴海が俺の腕を引っ張って立ち上がり、恍のいる方へ走り出した。


