俺は今度は右手で持って、左手についたアイスを舐めた。
「アイスっ」
「あぁ、はい」
琴海にアイスを渡して、俺は右手をチェック。
なんとか右手にはつかなかった。
文化祭で昼飯にアイスを選ぶからこういうことになるんだよな、なんて思うものの、まさか口が裂けても言えそうにない。
その後はパクパクと、アイスを舐めると言うよりは、かじってアイスを制覇した琴海。
おいしかった、とペロリと唇を舐める仕草が似合う。
俺は唐揚げとポテトを食べきって、そのごみをゴミ箱へ。
「ねぇ?」
「ん?どうした?」
ゴミを捨ててベンチに戻ると、琴海が一点を見つめて俺の袖を引っ張った。


