飲み物は自販機でペットボトルのサイダーを買って、とりあえず近くにあったベンチに座ることにした。
隣でおいしそうにアイスを食べる琴海を見てると、若干だけ甘いものもほしくなった。
そのとき、アイスが溶けて琴海の親指に付いた。
「あ、溶けてきちゃった」
「ティッシュとかあんの?」
「ある。ちょっとこれ持ってて」
琴海が俺に溶けつつあるアイスを差し出す。
それを受け取って、俺はパクッと食べてみた。
「・・・あ!食べた!」
ティッシュで指を拭きながら、俺がアイスを食べたことに気付いた琴海。
「だって、コレ食べないとベッタベタになるって」
「だからって勝手に!」
「全部食べてないだけ良いだろ?」
「もう!」


