la vie belle*素晴らしい人生*


喧嘩になりそうな勢いで話が爆発して、途中で恍が抜けて、鎮火の後には華を大いに咲かせて。



最終的に姉貴は嵐のように去って行った。




今までの時間を、俺はかなり損した気分だ。


「・・・ごめんね?」



「あぁ。過ぎたもんは仕方ねぇよ」




元をたどれば、俺なんだもんな。


姉貴と俺の関係を、琴海が勘違いしてずれが生じたことが原因。



だから正直、ガッツリと俺が怒れるような立場には立てない。




「でもさ」


そう言いながら琴海の右手をそっと握る。



琴海はビックリした様子で小首をかしげる。