ガヤガヤ言っている廊下での出来事。
行きかう人たちが、チラリと俺たちを見る。
でも、そこまで深く関わることはない。
ただきっと「あいつら、少し騒がしいな」くらいに思ってるだけだろう。
周りはもっと騒がしいのだから。
「こ、琴海?」
「そんな、ブラコンだか何だか知りませんけど!」
「おい!」
「ルックスだけが良いなんて、おかしいです!幸哉は、もっといろんな良いところがたくさんあります!」
なんで琴海がこんなにもヒートアップしてるのかはわからないけど、姉貴も思わず目をパチクリさせた。
何に対してかは差し置いて。


