「あぁ、だいじょ」 「朝からそんな接近して、ラブラブしてんなよっ」 「「あっ」」 「あぁ・・・もしかして、俺って朝からキューピッド?」 俺と琴海の背中を同時に押した張本人は、意味不明なことを言っていた。 ガタッ、と椅子から勢いよく立ち上がり、俺も琴海も一緒に恍の方を見た。 「っ恍!」 「っ沢村くん!」 「二人は悪魔かもっ!」 恍のしでかしたことで、俺と琴海はおでこをぶつける羽目に。 教室で見てた人間の角度からすれば、変な誤解を招くやつだ。