抹茶モンブラン

 前夫以外には触れられた事の無い私の体。
 この体に光一さんが触れる事で、愛が確かめられるなら……と私は思った。

 後悔なんかしない。

 本気で好きな人となら、愛し合うのは自然な事だし、今まで光一さんがすごく我慢してくれていたのも分かっていた。

「光一さん……あなたの肌に触れていいですか?」

 私は勇気を振り絞って、自分から彼の体を求めた。

「……鈴音?」

 彼から一度体を離して、私は着ていたTシャツを脱いだ。

 下着だけになった私の上半身を、彼はじっと見つめている。
 ここしばらく体重計にも乗ってなかったから、自分の体重がどれぐらいあるのか分からなかったけれど、とりあえず見られてもいいぐらいの体形は維持しているつもりだった。

 それでも……まだ明るいうちにこんな姿を見せるのは、当然恥ずかしい。

 光一さんは何も言わないで、私を強く掻き抱いた。

「光一さん……」
「鈴音、言葉には出来ないほどだよ。綺麗過ぎて……触れるのが罪のような気がする」

 そう言って、彼は遠慮がちに私の上半身に優しく何度もキスをしてくれた。

 彼も着ていた上着を脱ぎ、私達は初めてお互いの肌を合わせた。

「熱い……。光一さんって手とかヒンヤリしてるから体温がどれくらいなのかなって思ってたんですけど……」

 彼の胸に頬を寄せてみると、驚くほどの熱を感じて私は驚いていた。