慧「おい、起きろ! この時間だけは起きてろ! おい!」


美樹「う~ん……。 う、る…さい……」


チッ、起きねぇ。


あ、やべぇ。


俺は、起こせなかったため、心のなかで謝った。


悪いな、起こせなくて…。


稜「おい、樫野! 大声出すな! 美樹さんが起きるだろ! 美樹さんはキレるとやべぇほど怖ぇから気をつけろ。 特に寝起きとか最悪だ! ってことで、美樹さんは、起こさねぇほうが身のためだ」


五十嵐さんはそれだけ言うと、教卓のほうへ歩いていった。