―数日後。

珍しく拓也からメールが来た。

＜久しぶり!! 今から電話してもＯＫ～??＞
＜いいよ♪♪＞

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

「はい。」
「おす。久しぶり!!」
「久しぶり～♪♪ いきなりどうしたの??」
「えっと…、結構前の話になるんだけど、あんなこと言ってゴメン…。」
「…ああ、もう全然いいのに!!」

今までズット気にしててくれたんだ。
もう…いいのに。

「…わかってたのに、最低なこと言ったと思うし…。」
「あれは私も拓也に八つ当たりしちゃって…本当に悪いと思ってるよ。私こそゴメン!!」
「それはマジで俺が悪いから、…今でも、引きずってるのか??」
「…わかんない。どうだろ…。」
「……俺にしろよ。」
「え??」
「俺、入学した時から来夢のこと好きなんだよ…。俺と付き合ってください。」

来夢は言葉を失った。
まさかこんな展開になるとは思わなかった。

「…でも…私は…」
「返事は待つよ。じゃあな。」

――ﾌﾟｯ……ﾂｰﾂｰﾂｰ