裏切りの恋

 
あたしは彼女に言われたことがイマイチ理解できなくて、
叩きつけられた花束を手に取った。


無数に散らばった花びら。
彼女がお見舞いで来てくれてたことには変わりない。



(命を懸けるくらい好きなら、忘れんじゃないわよっ!!)



命を懸ける…?
あたしは自ら階段を落ちた……?


全ては彼のために……。



(頭で覚えてないなら…
 体で思い出させてやる)



その言葉を思い出すだけで、体が熱くなる。



「あたしだって、早く思い出したいよっ……」



そしてもう一度

あの腕に抱かれてみたい……。