裏切りの恋

 
「夕菜……」


吐息交じりの、あたしを呼ぶ声。


「ひろ…と……」


気が付くと、そう呼び返していた。



惹かれる…

体が……

心が……


本能が……



だけど……



「……っ」



あたしは彼の体を押した。