何度も何度もキスの雨を降らし 息づきさえもじれったい。 部屋にはあたしと裕翔の息遣いだけ。 見上げた裕翔の引き締まった体は、あたしの体を余計に熱くさせた。 「ぁっ…だめっ……」 まるで薬でも飲んでいるかのように、体が反応してしまう。 「ひろ…とぉ……」 「ゆうなっ……」 いっそのこと、狂ってしまえばいい。 彼以外、何も目に入らないよう… あたし以外、彼の目に映らないよう…… 本能のままに あたしたちは求め合った。