裏切りの恋

 
「え……?」


あまりにも予想外の言葉に、あたしは目をまるくした。
明はそんなあたしに少し怒ったような顔をすると……


「あそこまでしといて、途中で意識なくすとかなー。
 マジであのあと困ったんだからな」

「そ、そうだったの……」

「まったく……」


明は天井を見上げて、一度大きくため息を吐いた。

そしてもう一度あたしを見ると、


「無理すんなって言っただろ。
 俺はあいつよりも俺のことを好きになってくれるまで待つって」
「……」


明の言いたいことは分かってる。

でもきっとそれだと……


「抱かれたからって、忘れられるようなもんじゃねぇだろ」


一番痛いところを突かれた。