あまりにも突然の出来事で 思わず時間が止まったかのように体が動かない。 裕翔も目を大きく見開いたまま固まっている。 「……夕菜…」 呼ばれた名前。 たった3文字の言葉が、世界で一番愛しい言葉になる。 周りの喧騒や雑音がすべて消えて まるであたしたち二人しか、この世界にいないように見えた。 どうしよう… どうしよう…… 愛しすぎて、涙が溢れそうだ……。