このお店の中によく響く高い音。 私が駿の左頬を平手打ちした音だ。 さすがに『最悪』なんて言われたら頭にきた。 謝ってくれると思っていた。 せめてその言葉だけは言わないで欲しかった。 左頬を平手打ちされた駿は目をパチパチ瞬きさせている。 そのキョトンとしている顔さえも可愛いと思ってしまう。 何考えてんだか//// それほど駿のことが好きなんだと思う。