不思議そうに斗真が2人を見ていると、芯が思い出したように突然口を開いた。
「...ああ、わりぃ斗真。えと...お前ら付き合ってんの??」
「え?? あ、うん...。」
「へ~!! そっかそっか!! 俺、沙希ちゃんのイトコなんだわ!!」
「え?! マジ?! そうなの??」
沙希を見下ろすと、何とも複雑そうな顔をしてうなずいた。
ええ~!!! 意外すぎる!!!
「てことで、まあ...な♪仲よくやろうぜ!! じゃあ俺行くな~。またメールとかするからっ」
そう言って芯は立ち去ったので、また沙希と話しながら沙希の家に向かった。
まさか芯と沙希がイトコだったとは。
世の中って狭いな。

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