もう一度奏でて

「じゃあたしはご飯の準備しますか」


何つくろうかな


「あ、買い物行かなきゃないんだった


ちょっと買い物行ってくるね「待て、1人じゃ危ない。裕也連れてけ」いや…1人で…」


しかもなぜ、女嫌いに?


「いいから、」


「…分かった」


仕方なく一緒に行くことになったけど…これなに?


気まづいんだけど

「なぁ、ちょっとここよっていこうぜ」


はい?


そこは公園で誰もいなかった


「…なんで無理矢理聞かなかった?」

「あーまぁみんな隠し事なんてたくさんあるし、無理矢理聞くものじゃない

小さいことでも本人にとっては大きい場合もあるしね…あと何よりも自分じゃ絶対に何か出来る訳じゃないから」



あたしだってたくさん隠してる


「俺…これと言った理由なんてないんだ

だけど俺は聞いてしまったんだよ」