もう一度奏でて

「てめぇ…」



「涼太を殺るのはいいですけど、ほのりちゃんの手をまずは離してあげてください。痛がってますよ」



よく見てる



やっと離してくれた腕



その腕にはくっきりとリストバンドの様に赤くなってる



「わりぃ」



いまだに中山くんは笑ってる


「涼太ちょっと来い」



ドスのきいた低い声で中山君をよんだ



「ひぃ…わるかった。許してくれぇぇぇぇぇ」



それは無理だと思うなぁ



もちろん屋上の端で夏梅くんにやられてました



「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」