しかし,中学に入り,ついにクラスが離れた。

君とあたしの話す回数は、減った。

むしろほぼなくなった。

隣のクラスなのに。

たかが壁一枚のはずなのに。

どうしても話しかけることが出来なくて、君との距離は壁一枚なんかじゃなく、とてつもなく離れて感じた。



中学1年の12月。
ある男子に告白された。
背は高くて優しい人だった。

新しい恋をしようと、決めた。



...そう、決めたのに。