「元々近藤さんって結城さんのこといじめてたもんね。あたし知ってる。教科書とか破いてたし陰口言ってたもんね。友達のふりして高野くんのこと取ろうとしてたんだよ。あー怖い。ほんと結城さん気をつけて」




止めてよ。



寛巳くんが見てる。聞いてる。




「・・・いい加減にしろよ。そんなことして何が楽しいんだよ」




今の声・・・寛巳くん?




みんながその声にびっくりしてると寛巳くんは私のところに歩いてきて私の腕を掴み教室を出た。