【完】終わらないラブストーリー








「そ、それで茉莉亜はどんな浴衣着てくの?」


「私?んー…お母さんの貸してくれるらしいからそれかな!まだ見てないけど」


「茉莉亜の浴衣姿可愛いんだろうなぁ…」


「美紀の方が浴衣似合いそうだよ。ね?祐樹」



祐樹は俺に振るのかよ!みたいな顔して私を見てきたけど

小さな声で


「まぁ、似合いそうだけど」


と言ってきた。


美紀の方を見るとすごく嬉しそうで、恋してる女の子って感じだった。




「祐樹は浴衣着てくるの?」


「あーまぁ家にあったから一応着てくつもり」


「藤井君の浴衣姿はレアものだね。あたし写真撮っちゃおうっと!」


「はぁ?止めとけ」




これが冗談だとしてもちゃんと私が二人のツーショット隠れて撮ってあげるからね美紀!




私たちは明日の花火大会に心を躍らせながら勉強会をお開きにした。