「どう…して…」
木下君はまるでタイミングを見計らうかのように
私にメールを送ってくる。
《見てくれた?可愛く撮れてるでしょ?俺の宝物///まだあるんだよ》
そして、
私に最もショックが走ったのは…。
木下君と私が裸で一緒に写っている姿。
しかも一枚じゃない。
木下君の舌がいやらしく私の体に絡みついている所。
私の陰部を触っている木下君の姿。
「…あっ…いや…いやだ…!!」
私の目からまた涙が流れ出した。
《茉莉亜。今日からお前は俺のものだ。断ったらこの写メを現像してばらまくから覚悟しておけよ》
メールを最後まで読まずに私はお風呂場まで走った。
自分が着ているもの全てを脱ぎ捨て
急いで体を洗った。
何度も何度も何度も何度も。
「痛っ」
強く擦りすぎて血が滲んでくる。
でも私はそんなのお構いなし。
涙とお湯が一緒になって私の頬を伝っていった。

