「ちょっと茉莉亜早く起きなさいよー」 部屋中に鳴り響く目覚まし時計の音と 下から聞こえてくる母親の大きな声。 そんな中 のそのそとベットから出てきたのは 私、藤本茉莉亜-フジモトマリア- 高校1年生。 「ふわぁ」 大きなあくびをした後、学校に行く準備を始めた。 今日は高校生活最初の一日目。 「メイクOK…髪型OK…笑顔OKっと!」 私は 高校デビューを果たします!