柔らかい春の風が私の頬を撫でる。 どこまでも広がる青い空が薄ピンクの桜に良く似合う。 「おーい。茉莉亜行くぞー」 「あっごめんごめん今行くー」 私には今大切な彼と、大好きな友達がそばにいる。 そんな私を “貴方”はきっと ────恨んでいるでしょう。