その一方で玄蛇…もとい滅びたはずのプロの殺し屋“スネーク”の出現。
ドクターの女、彩芽さん。
さらには謎の男タチバナ。
次々に新しい人間が出現するなか、
『キリ、結婚しないか?』
鴇田が結婚!?
しかも相手は叔父貴の美人秘書!
彩芽さんと言い、キリさんと言い……
みんな男の趣味悪すぎるぜ!
なんて女性陣のタイプなんて考えてる場合じゃなくて…
龍崎グループ主催のパーティーが近づいているある日、
ドレスを作りに行ったその日に
まさかまさかの、戒と叔父貴が親子喧嘩―――!?
『てめぇ、ぶっ殺してやる!』
『それは俺の台詞だ、クソガキ!』
今は内輪揉めしてる場合じゃねっつの!
と言いたいところだが、喧嘩の原因はどうやらあたしにあるみたいだし…
『朔羅に手ぇ出すなやと!!
どの口が言う!
お前のせいで朔羅がどないな想いしとるか分かったとるんか!!』
バラバラになった気持ちのせいで、協定を結ぶ前に内部分裂しそうな勢いだぜ。
そんなさなか、また新たなる謎の人物の浮上!
今度は誰!?と言いたいところだが、それはスネークに対抗する唯一の鍵。
希望の光―――
白へび。
『蛇は足を持たない長い体と毒をもつこと、それから脱皮をすることから『死と再生』を意味されることがある。
キリスト教では悪の化身なんて言われてるが、
一方でギリシャ神話では杖に1匹のヘビの巻きついたモチーフは『アスクレピオスの杖』と呼ばれて欧米では医療、医学を象徴してる。
だからこのモチーフは世界各国で救急車の車体に描かれていたりもするんだ』
キーマンなる“白へび”…アスクレピオスの杖が意味する男は。
まさかまさかのあの変態ドクター!?
う゛ーん…あいつが希望の光…ねぇ??
イマイチ…いやイマ五ぐらい信じられないが……
深まる謎を追っている最中―――
まさかの戒が浮気!!!!??
相手は学校のマドンナ新垣 エリナ。
キョウスケは戒がマドンナの秘密を知ってしまって、そのトラブル解決に手を貸してるだけだって言うけど…
嘘だと言ってよ、戒。
『あたしはあんたが好き』
『俺はお前を愛してる』
戒の言葉を信じて、あたしたちは戒のお部屋で―――