由衣と付き合い始めて5か月たつ

最近、体がだるい

しかも毎朝

食欲もない

好物だった唐揚げが嫌いになった

学校に遅刻することも増えた

由衣に怒られる

光哉には頭を叩かれる

俺が遅刻する度にヒドイ目に遭う(泣)

そして今日も遅刻

最悪なことに3限に体育がある

だりー

サボろうと思っていたが光哉に連れていかれた

体が重い

なんかクラクラしてきた

と、その時

俺は倒れた


「・・・」
保健室にベッドで目を覚ました

横には光哉がいた

「悪かったな
無理に連れてって」

申し訳なさそうだった

「気にすんなよ
最近、体調悪かったんだ」

「由衣ちゃんに言ったのか?」

「いや・・・
言ってねぇ」

「なんで言わねーんだよ!?」

「心配かけたくねーんだ・・・」

「・・・分かった
なんかあったらすぐ俺に言えよ
これ、条件な!」

「分かった
サンキュ」


保健の安藤という女性教師が
カーテンを引いて入ってきた

「中倉君、気が付いたのね
よかった
心配したのよ」

「すいません・・・
あの、相談したい事があります。」

「ちょっと待ってね
黒峰君、席 外してくれないかしら?」

「いいっスよ
由衣ちゃんには風邪引いたって
言っとくわ」

「助かる」

光哉は保健室を後にした

「いいわよ
何かしら、相談したい事って?」

「最近、朝起きると体だるいし、
食欲が無いし、
好きだった物が嫌いになったし、
ずっと微熱が続いてるんですケド・・・」

「ちょっと待って」

本棚にある一冊の本を取り出して読んだ

先生は焦っていた

「中倉君、
万が一なにかあるかもしれないから
今日、病院行って精密検査 受けてきなさい」

「万が一って何スか?」

「まず、今すぐ病院に言って来なさい
私から担任の先生に言っておくから」

「・・・分かりました」