ふーいいお風呂だったー
なんてったってジャグジーだし。
最後だから長湯してしまった。
「ふー、あがりました」
お風呂から上がると
張り詰めた空気に、
皆の視線がビシッっと突き刺さる
「なにかあったんですか」
あまりの威圧で
後ずさりしてしまった
すると夏成が近づいてきて
「ねー、遥花ちゃん、
僕に告白してくれたんだよね?」
・・・あぁ、そういえば、
少し前に告白したかな。
この空気はまさかこれか。
夏成め、うらむぞ
私には注目なんていらないんだよ
「・・・なんの話ですか?
告白なんてしてませんが?」
そんな夏成は
嘘つき呼ばわりされとけ
案の定、皆に笑われてた。
ざまーみろ、
私をさらし者にしようとするからだ。