「あー風がきもちぃー」

「おい、パンツ見えてんぞ」

その声の主はシーズンの一人、
同羅春雄(どうらはるお）
さぼり魔で冷たいヤツ

「ーーッ変態！」

そんなもんだと思った。
第一印象なんて悪いものだから

「睡眠のじゃましやがって」

あ、こっちに来る。
扉から下がって、今きました
みたいな雰囲気を出す。

扉が開く、視線を向けるが
無視して進んでいく春雄

「ふふ」

つい、笑ってしまった。
こんなにも思い通りになるものかと
こんなにも未来がわかるのかと

「おまたせ」

そういって怒った彼女のもとへ向かう