「先生、ここの班は4人です」

夏成はまっすぐに手をあげ、
堂々と現状を告げる。

恥ずかしくないのか?

本人にはそんな感情はないのだろう。

「そのことは計算済みだ。
4人の班は隣のクラスの
残りものの2人と組んでもらう」

まさかな、こんな運良くシーズンが
そろうわけ無いよな

「よ!俺らもこの班に入ることになった」

そのまさかだった。

隣のクラスから秋一と冬紀がやってきた。

何でこうも集まるかなぁ
こんなに目立ってしまうなら
修学旅行、欠席してもいいですか?
いや、でも遥花ちゃんがかわいそうだ


しばらくするとチャイムが鳴り、
この授業が終了した。

次の時間も班行動だ。