次の日、
やはり班分けは自由になったが、
1班6人という決まりは
私と主人公には守れそうになかった。
私が孤立するのはいつものことだが
主人公は、ここに来て間もないというのと
シーズンと親しくしているせいで、
他の子たちとは仲良くする暇がないようだ。
「2人だけかい?
じゃあ、俺と同じ班に入ろうか」
背後から聞こえる声に寒気を覚えた。
振り返ると、やっぱり、夏成だ。
生徒会室の時から軽く避けてる。
当の本人はにこにことしながら
私と、主人公の肩をつかんでる。
「これで、俺たちの班は4人だな」
たぶん後の一人は春雄だろうな
はぁ、女の子たちの視線が痛い。
そのあとすぐ、担任が周りの様子をうかがいだした
「班分けは出来たかー?」
担任が言うと、まとまってる人たちの
名前を黒板に書き始めた



